九九 禁止令!!
小学2年生の2学期
算数一番の山は、何と言っても
「九九」
広告を見ても
雑誌を見ても
力が入っていることを感じていました。
しかも、私には
「九九」に関する良い情報がありませんでした。
「最近は、上り・下り・バラバラ までやるんだよ~」
「タイムで合格があるんだよ~」
「九九はペラペラなのに、
倍の概念の無い子がホント多い。」
(学校では見えないけれど、どんぐり問題をやると見抜けるそうです)
「九九」に関して警戒心満々でした。
(常に色々警戒しているので、
結果的に、ブログを書き始めた訳ですが。。。)
どんぐり倶楽部で有名な
三角試算表
この出番が来た!!!
幸い理解のある担任の先生ということもあり、
以下の事をお願いしました。
・九九カードは買わない
・その代わり「三角試算表」を使う
・スピードは求めない
・我が家は九九で合格させるつもりはない
・ゆえに家でもやらない
・教室の出入り口に張られる九九は、暗唱しなくても通れるようにして欲しい。
↑
これ、知っている方なら理解できるシステムだと思います(笑)
初めて知っときはビックリしました!
理解のある先生です。
全て了解してくださり、
教室内でのフォローもしてくださいました。
三学期の今でも、私の方針を、新しい勉強方法だと言って、
大変興味を示してくださっています。
ありがたいことです。
さて、九九が始まると。。。
クラスで暗唱します。
小学二年生です。
語呂の良い段は、あっという間に覚えてきます。
習い始めた娘は家に帰って来て、
「五の段、言えるの。聞いてて!!」
もの凄い勢いで、五の段を言い始めました。
みんな、こんな勢いなのか???
ただの早口言葉。
「ゆっくり」「じっくり」「ていねいに」
大事にしてきた私。
何のために今まで努力してきていると思っているんだー!!
イラっとしました。
「ところで、7×5 は、いくつ?」
習い始めたばかりです。
出てきませんでした。
私の小言の始まりです。
「三角試算表、渡したでしょう?」
「あれ見て、ゆっくり・じっくり・ていねいにやってるの?」
「5の段が言えるのなら、三角試算表で覚えているのなら、
7×5の答えはすぐに出るはずでしょ?」
「九九は言えればいいってもんじゃないの。」
「家の中では、九九の暗唱、禁止です!!!」
こうして家の中では、九九の暗唱、禁止になりました。。。
九九を教わった後のどんぐり問題では、
自然と九九を使うようになりました。
娘 :「九九って便利だね~♫」
今までひたすら数えていたからね。
2年生の理解度としては十分だと思いました。
その後、、、
学校で、上り、下り、バラバラ、合格してきました。
お友達が周りで言っているのを聴いているうちに覚え、
合格するのが楽しくなったそうです。
しかも、バラバラのときはカードを切って使うそうで、
カードを買っていない娘は、
お友達から借りて九九テストをしていたそうです。
貸してくれたお友達、
本当にありがとうございます!!!
娘よ、三角試算表は?(泣)
合格できた娘は、やはり嬉しかったのでしょう。
両親が揃っているときに、
娘 :「九九ね~、上り・下り・バラバラ、合格しちゃったんだ♫」
夫 :「へ~。
そういえば、お父さんは
20の段までゆっくり考えながら、覚えたなぁ。
便利だからね。」
娘 :「お父さん、すご~い♡」
夫 :「頭の中で、例えば、17×3=
ん~~って考えながら答えを出していると
自然と覚えるぞ。」
私 :「・・・・」
20の段まで覚えて使っている人。
昔から日本でも居たんだなぁ。
その後、娘が暇なとき20の段まで考えているのかは謎です。
「20の段まで覚える」
そもそも、そんな発想を持ちえない私には出てこない言葉ですが、
主人が言っていることこそ、
「ゆっくり」「じっくり」「ていねいに」考える。。。
九九が出来るようになったお子さんに、
「20の段までゆっくり考えながら覚えれば?便利だよ。」
親からのアドバイス。
かっこいいかもしれません。